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はじめに
残酷なようですが、別れたいなら別れればいいと思いませんか？「別れよう」と言えば、恋人関係はすぐに解消できます。悩みを解決するのには、ただ一言「別れよう」と言えばいいのに、あなたはその一言を言わずに悩んでいます。なぜなのでしょうか？人間の意識は、顕在意識と潜在意識があると心理学者のフロイトによって発見されています。海に浮かんだ氷山で表現されたものを見たことがある人も多いと思いますが、簡単に言ってしまうと、人間が普段認識できているのが顕在意識、認識できないのが潜在意識です。別れたいのに別れたくないというのは、顕在意識と潜在意識の意見が合っていないときだと言えます。
顕在意識では別れたいと思っているのに、潜在意識では別れたくないと思っているときに、踏ん切りがつかない「別れたいのに別れたくない」という状況となります。この状況下で強引に別れを切り出すと、次にお付き合いする彼とも同じような結果になってしまいます。活学では、与えられたドリル（問題）を解けないからと破っても、同じドリルが徐々に逃げられない形で与えられると教えています。しっかりと今の彼がドリルとして与えてくれているものに目を向けましょう。それは、もしかしたら恋愛とは直接関係ないことかもしれません。彼氏とうまくいかない理由は、彼氏に直接関係のない親子問題などが引っかかっているケースが多いです。あなたの抱えている問題は、パートナーシップには大きく反映されます。下記の５つのステップで自分のドリルを明らかにしていきましょう。
別れる？別れない？後悔のない決断をする5つのステップ
別れるか別れないか悩んだときに早まった決断して後悔しないようにするために、確認しておきたい5つのステップをお伝えします。
1.あなたにとって「彼氏」とは何か？「付きあう」とは何か？を書き出してみる
付き合っている意味がわからなくなったり、彼氏に対して不満を感じているときは、まず「彼氏とは何か」「付き合っているとは何か」について思いつくだけ書き出してみましょう。多ければ多いほど、自分を見つめることができますが、少なければ少ないほど絶対条件が強いと言えます。
- 彼氏とは、尊敬できる人である
- 彼氏とは、私を認めてくれる人である
- 彼氏とは、私の女としての価値を体現したものである
- 付き合うとは、甘えられることである
- 付き合うとは、刺激的なことである
- 付き合うとは、寂しさを感じないことである
「彼氏とは、尊敬できる人である」「彼氏とは、私を認めてくれる人である」というのであれば、彼氏を尊敬できなくなったり、認めてくれていないと感じると別れたくなってしまいます。「付き合うとはどういうことなのか」が「付き合うとは、甘えられることである」「付き合うとは、刺激的なことである」というのであれば、甘えられなかったり刺激が少なくなると、別れたくなってしまいます。
2.書き出した内容が打ち砕かれたのはどういうときかを書いてみよう
「彼氏とは、尊敬できる人である」というのであれば、彼氏を尊敬できなくなったときに別れたくなります。尊敬できなくなった理由が今回の別れを握っているので、書き出した内容をさらに細かく見ていき、どういうところに尊敬できなくなったのかを書き出してみましょう。
- 電車の中でお年寄りに席を譲らない
- 男のくせにハッキリと意見を言えずになよなよしている
- いい年していつまでも「ママ」と呼び、頼っている。マザコン？
3.書き出した内容を「べき」「ねば」に言い換えてみよう
書き出した内容を「べき」「ねば」に言い換えてみましょう。ここで「べき」「ねば」に変えて、しっくりときたものがあなたの価値観・信念です。
- 電車の中でお年寄りに席を譲らない→電車でお年寄りがいたら、席を譲るべきだ
- 男のくせにハッキリと意見を言えずになよなよしている→男ならハッキリと意見を言うべきだ
- いい年していつまでも「ママ」と呼び、頼っている。マザコン？→大人になったら、「ママ」と呼ぶのは卒業せねばならない
4.「べき」「ねば」は本当に譲れないか考えてみよう
書き出した内容に「ただし、○○のときを除く」というように許容できるものがあるか考えてみましょう。その上で本当に譲れないものなのかを判断してみましょう。
- 電車でお年寄りがいたら、席を譲るべきだ→ただし、体調が悪いときは除く
- 男ならハッキリと意見を言うべきだ→ただし、TPOをわきまえる必要はあり
- 大人になったら、「ママ」と呼ぶのは卒業せねばならない→ただし、お母さんが危篤のときは除く
難しいときは、書き出した内容が社会全体でYES！なのか考えてみて、NOを言う人はどんな風な意見を言うかを想像してみると良いです。
5.彼氏が教えてくれていることがあるとしたら？
1～4で書き出した内容があなたが抱えている価値観・信念です。その価値観・信念がある限り、何度も彼氏のことを嫌だと感じ、別れたいと感じてしまうと活学では考えます。今の彼氏から次の彼氏に変えても同じことを繰り返してしまうことでしょう。同じことを繰り返すのは時間がもったいないですし、人を変えても同じことであれば、今の彼氏と乗り越えた方が良いと思いませんか？ですので、視点を変えて、彼氏が教えてくれていることがあるとしたら？と考えてみましょう。
- 電車の中でお年寄りに席を譲らない→自分の楽しさに集中できずに、常に周囲を気にしすぎなのでは？
- 男のくせにハッキリと意見を言えずになよなよしている→ジェンダーを気にして、できていないことがあるのでは？
- いい年していつまでも「ママ」と呼び、頼っている。マザコン？→本当はお母さんに甘えたいのに、我慢しているのでは？
などといったように、パートナーシップとは関係のないことを教えてくれている可能性が高いです。
あなたとお付き合いしているから、彼氏はそういう彼氏なのです。元カノの前では全く違った彼氏だったかもしれません。あなたがあなただからこそ、今の彼氏がいるのです。彼氏は、あなたが価値観・信念を手放すために敢えて損な役回りを引き受けてくれていると活学では考えます。あなたは彼氏から何を学ばなければならないですか？せっかく損な役回りを引き受けてくれている彼氏を無下にしないためにもしっかりと自分を見ていきましょう。
まとめ
いかがでしたか。別れることはいつでもできるので、最終手段として取っておきましょう。むしろ、別れは相手に切り出されるまで言わないくらいがちょうど良いです。なぜなら、人との付き合いはすべてあなたを成長させるために起こるからです。あなたが学び終われば、彼氏から去ってくれます。去らないということは、まだ学ばなければならないことがあるということです。せっかくパートナーとして現れてくれているのですから、しっかりとあなたの学びに利用してください。恋愛はあなたを成長させます。学び終えてから別れても遅くないと思いませんか？
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