結婚・仕事に口出し?過保護も過干渉も毒親の特徴。親からの支配への対処法

「オトコの匂いをさせて帰って来やがって!」「定時で帰って来るな!残業代を稼いで来い」と家に帰った途端に怒号が飛ぶ、寝る前に2時間も親の愚痴を聞かされるなどの親御さんの被害に悩んでいる方のお話を実際に聞いたことがあります。その方のお話を聴いていたときは、著者もまだ活学を知らず親子関係に悩んでいたので解決策を伝えることはできず、話を聴くことしかできませんでした。今回はそのときに伝えられなかった、活学的「毒親への対処法」を、その方と同じように悩んでいる方に届くようお伝えしていきます。

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Contents

はじめに

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まず、毒親とはどのような親のことを指すのかを見ていきましょう。「毒」と比喩されるような悪影響を子供に及ぼす親、子どもが厄介と感じるような親を指す俗的概念です。学術用語ではないですが、書店には「毒親」についての本で溢れています。それだけ親御さんに悩んでいる方が多いことが窺えます。そのうち、「やばい」「うざい」などのように「毒親」が辞書に載るようになっても不思議ではないでしょう。冒頭で例に出したような親ではありませんが、悪影響を子供に及ぼす親とはどのような存在なのでしょうか。毒親の特徴として大きく言われているのが「過保護」と「過干渉」です。

過保護とは

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過保護とは何かを辞書で調べると、下記のように書いてあります。

子供などを大事にしすぎること。また、そのように育てられること。

一見すると「大事にしている」のだから、過保護は良いことのように見えますが、何事も「過ぎる」というのは問題です。もう十分に大人なのに「何時に帰るの?」「誰とどこにいるの?」と報告を義務付けられている場合は過保護である可能性が高いです。この場合、親は心配しているつもりでも、子供にとっては行動を制限されていることが多々あります。活学では、過保護は「一人の人間としてではなく、子供として扱う。成長を促さず、向上を認識せずに常に手を差し伸べること」だと教えています。過保護と聞くと、2017年夏のドラマ『過保護のカホコ』を思い出す方も多いのではないでしょうか。『過保護のカホコ』は母である泉が大学生になる娘のカホコをいつまでも何もできない子供として扱っていて、日々の服装はもちろんのこと、就職や恋愛にも口を出していました。過保護っぷりがよく描かれていて勉強になるので、観たことのない方はぜひご覧ください。(過保護のカホコ公式HPへはこちらをクリック)

過干渉とは

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一方、過干渉は下記のように辞書に載っています。

必要以上に関与すること。一般的な限度を超えて関わること。過剰に干渉すること。主に親の子に対する干渉を指す語として用いられる。

こちらは「必要以上に」「一般的な限度を超えて」とあるので、既に良くないことであるという印象を受けますね。選んだものや好きなものに対して「趣味が悪い」と否定されたり、「あなたは〇〇(ブス/デブ/バカ/内気など)だからこうした方がいい」などとアドバイスされたりしている場合は、過干渉であると言っても過言ではありません。親は心配しているつもりでも、子供から見たら否定されているに過ぎません。活学では、過干渉を「子供の自由意志を認めず、親など保育者の価値観と信念の範囲で子供を動かそうとすること」と定義付けています。

過干渉と過保護にある違いと共通点とは

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このように一つずつ見ていくと、過干渉と過保護の違いと共通点が見えてきたでしょうか。過保護は「(手助けしないといけない)子供」だと思っている人に対象者が限られますが、過干渉の対象は干渉したいと思う全ての人に向けられます。対象者をどう思っているかが過干渉と過保護の大きな違いです。「子供だから」という思いからくるのが過保護、「思い通りにしたい」という思いからくるのが過干渉です。あなたの親はどちらのタイプですか?